
八尾町人の繁栄と心意気を
今に伝える華麗な絵巻物
八尾曳山祭
YATSUO HIKIYAMA FESTIVAL
名匠の技と粋を集めた六本の彫刻山
笛・太鼓・三味線が奏でる典雅な曳山囃子
5月3日は越中八尾町の曳山祭。江戸時代に富山藩の御納戸として栄華を極めた町人文化。
この象徴である曳山神事は、今もなお伝承されています。
三味線、笛、太鼓の奏でる古式ゆかしい雅やかな曳山囃子につれて、凛々しい若者たちが揃いの法被姿で曳く六本の曳山。夜ともなれば数千の灯がともる提灯山車となって、夜景に浮きあがるように照らされ、坂の町を曳き廻されます。その光景はあたかも不夜城のごとく豪華の一語につき、最高潮に達した祭は夜更けまで繰りひろげられます。