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御神体
大正13年作の大黒天は、彫師・井波町岩倉理八、塗師・井波町南部吉造、装飾・杉田坂森梅次郎の作でしたが、昭和33年に彫師・井波町溪久平、塗師・山下正信による大黒天に作り替えました。また、平成16年には衣装を新調しています。
大 彫
伯陽(はくよう)は魏柏陽と言い、山にこもって不老長寿の仙薬を作り、愛犬に飲ませて仙術を会得しました。いつも獅子のような犬・高麗犬(こまいぬ)を従えていたため、「獅子仙人」とも言われています。伯陽の逸話は、中国の葛洪(かっこう)が著した『神仙伝(しんせんでん)』という書物に記されています。
見 越
張良は漢の高祖に仕えた軍師です。馬上の老人は黄石公(こうせっこう)で、土橋の上から沓(くつ)を川の中に投げ込み、張良に取りに行かせて「我に履かせよ」と命じました。張良はすかさず川に飛び込み、龍の口から沓を奪い返して黄石公に差し出したと伝えられています。
八枚彫
「桓帝」
桓帝(かんてい)は後漢の第11代の皇帝。在位22年。音曲に秀でた桓帝は、下臣とともに巧みな技で琴や笙(しょう)を奏したと言われています。
「馬師皇」
馬師皇(ばしこう)は黄帝時代の馬医者で、馬の体質や病気の研究をし、診療の業を会得。ある日、天界から降りた病気の龍を治しました。龍は天帝が馬師皇を試すために遣わしたもので、龍の背に乗って天界の仙医になったそうです。
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