御神体
恵比寿神は右手に釣竿を、左手に大きな鯛をかかえていることから、海の彼方から訪れた豊漁をもたらす神、航海安全の神として各地で祀られています。また、商売繁盛の神様としても有名で、江戸時代から商業活動で栄えてきた八尾町にとって、これほどピッタリな神様はおられません。釣竿を持っておられる恵比寿様の姿には「釣りしても、網せず」と言われるように「商業の発展を求めても、決して欲を出して貪ってはならない」という奥深い教えがこめられています。

大 彫
寿老人(じゅろうじん)は、中国道教の南極星の化身だと言われています。また、福禄寿(ふくろくじゅ)や上帝と同体異名という説もあり、名前の通り長寿の神様です。杖に巻物、そして独特な帽子をかぶり、鹿を連れた姿で描かれています。
見 越
浦島太郎は、大きな海亀のような生物が吐いた気から生じた竜宮城を見て驚いていますが、この亀は「蜃(しん)」と言われる「蛟(みずち)※」で現れた城郭は「蜃気楼」です。
※海に住む龍
八枚彫
屋 根
鳳凰は天下が泰平になると姿を現すと伝えられる空想上の瑞鳥で、『荘子』の『内篇・逍遥遊』に出てくる鵬(おおとり)のことです。また鳳凰はそれぞれ二羽の鳥で「鳳」は雄、「凰」は雌をあらわすとも伝えられています。
小脇彫
蝦蟇仙人(がませんにん)にはさまざまな説があります。終南山で仙術を学んだ中国金代の「劉海蟾(りゅうかいせん)説」、宋代の侯(こう)先生と呼ばれる「薬売り説」、蝦蟇を使って妖術をおこなう呉の「葛玄(かつげん)説」など。いずれにしても蝦蟇を自在に操った人物で、古くから鉄拐(てっかい)仙人とともに絵画の題材になっています。鉄拐仙人は李鉄拐とも呼ばれ、空に向かって口をとがらせ自らの魂(分身)を噴出することで有名な仙人です。この術によって、永遠に年を取らないと言われています。


