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唄い継がれる歌

唄い手

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 おわらの歌詞の基本

おわらの歌詞の基本は他の民謡と同じく七、七、七、五の26文字で形成されています。そして最後の5文字の前に必ず「オワラ」と入ります。これは、おわら語源説の「おわらい節」の名残りと言われています。
この26文字の歌を「正調おわら」または「ひらうた」といい、他に、この正調おわらの頭に5文字をかぶせて31文字として唄う「五文字冠り」や七、七、七と言葉を重ねていき最後に

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5文字で結ぶ「字余り」などがあります。これら「五文字冠り」や「字余り」は唄い手の力量が試されるおわらの味わいどころです。

 豆知識

現在の唄を創ったと言われるのは名手江尻豊治。浄瑠璃を本格的に修行した美声と独自の唱法でおわら節を一層洗練させました。昭和5年に出版された句集「二百十日」の序文には、三味線を従えて町を流す江尻豊治の声に、夜12時頃に200人近い聴衆がいたと記されていることからも美声と長息のやわらかく唄い上げる江尻調は大変な人気だったことがうかがわれます。

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